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> 審査会での芦原英幸館長その①
自分の審査内容はサラっと流して、ここからは芦原英幸館長の審査会での愉快なエピソードです。
審査会の前と終了後、館長から会館の現状、今後の方針などなど直々にお話いただくのですが、まぁ脱線することが多かったです。会員の方がビデオを回していたりすると、『オイ、今のところカットしとけよ』と指示がとびます。おそらく関西の支部には、こうした秘蔵映像が多数眠っていることでしょう。
結局卒業するまでの4年間×年3回の計12回、自分が受審しない時も全部審査会には出席しました。その中で感じたのは、古巣・極真会館に対する意識の強さでした。

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※「漫画に出てくる人は あしわらひでゆき、ワシは あしはらひでゆき(笑)」
極真会館から除名処分を受けた時、ある後援者が
『芦原君、大山倍達はもう師でもなければ館長でもないな』
と言ったところ、
『私の先生は今でも大山館長ですから』
と仰った… こんな感動的なエピソードがゴング格闘技芦原館長ご逝去の記事に掲載されていました。が、少なくとも審査会ではそんな気持ちの欠片も生徒の前では見せませんでした。
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※門下生の前では大山総裁に対し、ライバル意識剥き出しと言う感じでしたが、本心はどうだったのでしょうか?

とある審査会の時。館長が受審者に対して…
『○○番、大山、なかなかイイぞ』
『押忍』
『ん?お前、大山言うんか』
(道場内、クスクス笑い…)
『押忍』
(大声で)『オイ、オオヤマァ!』
『オス!』
『はあ~ 気持ちエエなぁ!』
(道場内 大爆笑)
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※前列中央の大山総裁 向って左隣に先代館長。心なしか身体よけてる?(笑)
 極真の大会ルールに関しては『芦原が目指すものとは、ちょっと違うけん』と言いながら、選手クラスのパワー・スタミナ・突進力などについては評価されていました。
『中途半端な稽古じゃ勝てんよ』
と、よく仰っていました。
(続く)
by osaka-kenyukai | 2001-12-31 22:44 | 連載:拳友会遊戯