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> 今年初めて…
2月の9日、やっと今年初めて練習場所である(旧称)福島ホームへ行って来ました。
結局1ヶ月以上稽古出来ませんでしたぜ(涙)
で、本格的な稽古は来週からと。言いながらまた先週も諸事情でキャンセル。

そんな怠惰な生活中に、正道会館第一回全日本大会の準優勝者である前田比良聖氏芦原道場内弟子時代の回想記事が武術誌に掲載されておりました。
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正道会館第一回全日本大会のビデオを観た時は、あのルールの中で鮮やかに対戦相手をサバく姿に感動したものです。
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以前、何かの書物で前田氏極真空手の通信教育「マス大山空手スクール」の出身であるとの記述を目にした記憶が有りましたが、記事によると通教生だったワケではなく、関西在住であった前田氏が、夏休みなどを利用して「マス大山空手スクール」の実技稽古場所であった故・真樹日佐夫先生の所で極真空手の手ほどきを受けていた、ってことみたいです。

「当時、空手と言えば寸止めが主流で、そんな空手をやっていた私は、非常にストレスを感じていた時でもありました。そこへ「牛殺しのマス・オーヤマ」のニュースが舞い込んできたのです。これはやらねばと思いました。それで、学校をサボって東京通いが始まったのです。当時の極真会館は、いまのように全国に支部がない時代でした。東京の池袋に道場があった程度です。アルバイトを一生懸命して交通費を稼ぎ、貯まると電車に乗って東京に稽古に行ってました。」

更に驚いたのが、大山館長から高校生なのに「関西に支部を作りなさい」と言われた前田氏、芦屋に支部を構えた所、愛媛から大阪に出て来ておられた後の正道会館館長、石井和義氏が顔を出すようになったのだとか。既に石井氏芦原道場で黒帯を取得されていたそうですが、白帯を締めて前田氏をリーダー・先輩として立てておられたそう。
石井氏から芦原道場の話を聞いた前田氏、その後単身愛媛へ飛びまして内弟子となり、極真全日本に出場するまでになったのであります。

「東京の本部道場へ行ったとて大山館長はめったに指導されないだろう。変わりに指導員が号令をかける程度だ。それなら、どうせ習うなら直接指導してくれる最強の師範の元に行こう・・・と思ったのです。高校を出たあくる日、カバン一つぶらさげて大阪港からフェリーに乗り、芦原先生の道場のある愛媛県八幡浜市に行きました。」

「内弟子では最短コースで指導員に昇格し、同時に全日本選手権の四国代表選手に選抜されたのです。当時、芦原英幸の弟子というだけで皆から一目おかれていました。しかも、そこの指導員で、おまけに全日本選手ということになると注目も多く、それ以上に自分のプレッシャーは相当なものがありました。」

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「芦原英幸の技は、当時の空手界にあって革新的な技術を有してました。踏ん張って、正面からにらみ合う硬い動きを廃し、ステップを使ってリズムをとりつつ、相手の死角に回り込みます。そして死角から肘打ちや膝蹴りを放つという、本当に実戦的な技を稽古させられました。体力を養成するのにウェイトトレーニングを導入し、巻き藁に変わってサンドバッグやパンチングボールを使う稽古法は、古い鍛錬法を行う空手界にあって革新的なものでした。グローブを着用し、リングを作り、キックボクシングの練習もしました。そういった試みは当時の空手界からは「そんなの空手じゃない」と非難されました。
しかし、その先生の圧倒的な強さと華麗な技の数々は、我々弟子を通して着実に世に広がっていきました。その合理的な技術や強さは、やがて人に感動さえも与えるほどとなり、徐々に空手界の稽古のありかたさえも変えていきました。

現代、日本各地の空手や格闘技の道場で行われている稽古法や、空手の技術は芦原先生とともに、私たちの行ってきたことが主流になっていると言っていいでしょう。」


特集記事の性格もありましょうが、それほど慕っていた芦原館長の下を離れて正道会館に参加したのでありましょうか?う~ん、全くもって謎であります。

大人の事情、色々ありますわな。もう学生時代はこの辺の事情が知りたくって仕方なかったのですが(笑)
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更に正道会館時代の写真、胸刺繍が通常の正道会ではなく正道館になっております。ちなみに空手バカ一代にも登場した、芦原道場最古参とも言われる現・正道会館四国支部本部長・二宮 博昭師範の道場の胸刺繍も正道館でした。 
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ま、どうでもいいお話で(笑)

その本を本棚に納めて気付いたコト。定期購入ではなく、興味ある特集の時だけ買っているのですが、偶然2月号と12月号になっておりました。
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更にどうでもいい話で次週へ続く。
by osaka-kenyukai | 2013-02-09 20:09 | 活動近況「結構鍛えてます」