> 練習日と場所
【時間】第1~第4土曜日
19時~20時30分
【場所】子育てプラザ福島
4階 軽運動室
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> 公園で牛と闘う特訓をしていたら、日本一の空手家になっていました
最強とはなにか…。その言葉の意味を求めて、さまよい歩くわれら「最強探偵団」。
ネットインタビューからの転載です。因みに1回目は藤原敏夫さん、3回目はミルコ・クロコップ選手です。そして2回目が佐竹雅昭総長
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前後編に分かれております。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48893
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48894
拳友会的に興味のあるところをピックアップしてみます。

佐竹 まず、家の裏の公園の木を蹴り始めた。それも毎日! でも、公園の木を、十四歳の男の子が毎日「エイ、ヤ―ッ」って蹴っているんですよ。普通どう思います?

──そりゃあね……
佐竹 でしょ。当然
「佐竹さんのところの長男はどうかしてるで」
とか
「やめた方がええんとちゃうか」
とか、笑われてたと思う。それでも僕はまったく気にならずに木を蹴り続けた。だから
「ドコドコ中の番長は強い」
とか
「誰それに喧嘩で勝った」
とかいろんな話が入ってきても、全然気にならんかったね。別世界の話に感じてね。

──完全に外部遮断ですね。
佐竹 そんな自己流の稽古からちょうど一年くらいたったある日、一人の男の人が話しかけて来た。
「君、ずっとやっているねえ」
って言うんですよ。
「毎日ここで木を蹴っているねえ」
って。

──ほお。
佐竹 その人は「極真会」のマークが付いたジャージを着ていた。
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つまり極真空手の人だったんです。僕も
「おお、極真の人やあ」
って思うじゃない。そしたら
「構えてごらん」
って言うから、本で読んだ自己流の構えをしたら、
「腰が高いんだよ!」
っていきなり蹴られた(笑)。

──うわあ!
佐竹 もうね、痛みと破壊力が半端なかった。でも
「これが極真なんだ」
ってある意味感動してね。次に
「突きをやってごらん」
と言われて、本の分解写真で見た通りにやったら
「違う、こうだ!」
と。その一突きを見て
「本って意味なかった」って(笑)。

──じゃあ通信講座もだめですね(笑)。
佐竹 当たり前の話だけど、やっぱり人から直接習うべき(笑)。そこから一時間くらい稽古をつけてもらってね。その後公園のベンチに座っていろいろ話をしたんだけど、そのときに
「君は一体何になりたいんだ?」
って訊いてきて。

──ほう。
佐竹 それで
「山籠りをする」
とか
「牛を殺す」
とかアホなことを言うて(笑)。そしたらその人、ニヤッと笑って
「他には?」
って言うんで、
「じゃあ空手で日本一ですかねえ」
って言ったら
「あ、それならなれるよ」
とあっさり答えるんですよ。
「なんでなれるか教えてやろうか」
と言われたから
「教えて下さい!」
と。

──気になりますよねえ。
佐竹 「君はね、人に笑われることをしているからだ」
と言うんです。最初はどういう意味やろうと思いましてね。そしたらその人は
「君、なんで人は笑うか知っているか?」
とさらに訊いてくるんです。

──禅問答みたいですね。
佐竹 「なんでしょう」って答えたら
「それはね。誰もやらないことを笑うんだよ」
と。
「誰もやらないってことは、先頭に立ってレールを敷いていることなんだ。だから君はその資格があるんだよ。人からバカにされた笑いを、いずれ拍手に変えてやりな」
って。

──感動するなあ!
佐竹 僕もハッと目が覚めたような気がしてね。確かにバロメーターとして考えると、人からバカにされるくらいじゃないと、偉業って達成できないんですよね。エジソンしかりライト兄弟しかり。

──確かにそうなんですよね、それは。
佐竹 ちなみにその人と会うたのは、その一回きり。でも最近フェイスブックで再会するという奇跡! SNSも馬鹿にでけへん(笑)。

──それも凄い話ですね。で、当然ながら空手の道場にも通い始めるんですか?
佐竹 そうですね。高校生のときですね。
「本だけ読んでても強くならんわ」
と。それで、最初は極真に通ったんです。福島区にあった極真総本部直轄道場。
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師範は若獅子寮出身のごっつい体の人でした。

──晴れてマス大山の孫弟子になるんですもんね。
佐竹 とにかく「押忍」の縦社会で、白帯は組手もやれない。
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それでも必死にやっていましたよ。休みの日はウチの実家の裏にある吹田市北千里体育館のウェイトトレーニング場でひたすら練習。
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器具がめちゃくちゃ充実していて。1回50円で使い放題。だから関西中の名のある格闘家がウェイトの練習に来ていたんです。

──本当に武道の道を歩み始めたんですねえ。
佐竹 そんなときに友達が
「おい佐竹、なんか正道館っていう空手道場みたいなんやけど」
っての一枚のチラシを持ってきて。当時、正道会館は正道館っていうてたんです。
「なんやこれ」
って思ってね。「DO!エンジョイ空手」って書いてあって、
「何がDO!エンジョイ空手やあ!」
って(笑)
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──いかにも80年代のコピーですねえ(笑)。
佐竹 でも、月謝が3000円。当時の極真は6500円だったからこれは大きかった。それに「今、入会すると、キックミットをプレゼント!」「なにー!」ってことで、一体どんなもんか、一度見学に行こうとなった。忘れもしない遠足の帰りですわ(笑)。

──運命の遠足の後!
佐竹 それで中に入ったら、BGMかなんか鳴っててポップな感じなんですよ。
「なんや、このナンパな感じは」
と。そしたら
「あ、見学?よく来てくれたねえ。いやあ、君、大きいねえ。まあ座って座って」
って出て来たのが石井(和義)館長。
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──おお、邂逅ですね。
佐竹 それで、しばらく見てたんだけど、
「これほんまにフルコンタクト(直接打撃)空手なんかなあ」
って思ってたところで、いきなり稽古に現れたのが、中山猛夫!第9回極真全日本大会準優勝のスターですわ。
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当時の空手少年にとっては、本当に憧れのスターでした。イケメンですしね。
「なんで、ここに中山猛夫がおるんやろう!」
って。当時中山師範は極真を離れて正道に移った時期だったんですね。それにまずびっくりしたのと、稽古風景も新鮮でね。白帯でも組手をやっている。極真は白帯の組手が禁止だったんですよ。それで
「うわあ」
って心を持っていかれて。

──中学生が心を持って行かれるって、人生の左右する大事件ですからね!
佐竹 その直後に正道館第1回全日本大会があったんだけど、当然観に行ったわけ。そしたら圧倒的な強さで中山師範が優勝して、僕はスタンディングオベーション!
「これや!」
って感動して、それで正道に通うようになったんです。中山師範を筆頭に、今西靖明先輩、川地雅樹先輩と、強い方が揃っていて、ノリの軽さも自分のキャラクターと合ってたなあって思いますね。
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特に憧れの中山師範の指導を受けることになるんだけど、本当に幸せだなあと。

──それはスター選手だからですか?
佐竹 もちろん、それもあるけど。やっぱり日本一の人に教わるワクワクですよね。だって日本一の人はどういう練習をしているのか、どういう動きをするのか、すべてが日本一の基準値でしょう。これは格闘技だけではないんですよ。ビジネスの世界でもなるべく「その道のトップ」に会っておくのが大切なのはそういうことなんです。

──なるほど!
佐竹 自分も日本一になるにはどうすればいいか、実にわかりやすいし、まあ練習もきつかったね。でも強くなっている実感があったから。だって中山師範は
「佐竹君、俺たちは拳ダコばっかり作ったって仕方ないやん」
って言う人で、
「こんな拳にタコを作っても人は倒れん」
「俺たちは人を倒すのが仕事やろ。だったら人で拳を鍛えればええねや。だから組手や。実戦経験積まなあかん」
って。

──合理的ですね。
佐竹 「相手が痛がるような蹴りをするのは人で覚えろ」
「相手にタイミングよく当たる打ち方は練習でしか身に付かんで」
って。発想が面白いでしょう。つまり実戦至上主義。とにかく格闘技強くなりたかったらスパーリング、組手。でも実戦に対応するためには、道場以外で走ったり、ウェイトトレーニングやったりとかっていう、体力づくりをやる必要もあるわけ。でも、道場というのは対人練習の場だと。そういう中山師範のお陰で僕は凄く効率よく実践的な稽古が積めたなあって。

──これが最強への道ですね。
佐竹 事実それが近道ですからね。それで大学卒業の年には正道会館の全日本大会で優勝して、空手日本一の目標が叶ったんですよ。その後3連覇するんで、優勝賞金100万円×3回で300万。副賞のクルマも3台!

──舛添都知事より持ってますね(笑)。


続きます!
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by osaka-kenyukai | 2016-08-27 00:00 | 活動近況「結構鍛えてます」