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> 道着の話し 続き
芦原会館の空手着は大学4年間1着で通したほど丈夫で有りました。
さすがに卒業の頃には衿元、袖、背中にホツレが出ておりましたが。

また、最後の新人戦で対戦相手の膝蹴りを顔面(口もと)に喰らってしまって大流血した私は、その血を空手着で拭っちゃったまま、洗いもせず10日ほど放置(情けない事に「空手」に係わるモノから距離を置きたかったのであります)。気持ちも落ち着いて洗濯したものの、時間が経過したシミは落ちること無く
「卒業したらもう空手やることも無いだろうし、処分するか」
と思い、古布回収日に上下とも捨ててしまったのでありました。現在、社会人2年目で関西本部へ再入会した際に購入した空手着を所有しておりますが、やはり背中にASHIHARA KARATEのプリントがあるのは違和感バリバリで、
「あぁ、漂白して置いておけば良かった」
と、またまた後悔するのでありました。

そんな丈夫な空手着ですが、おそらく空手用品の中では最も高価ではないかと思われます。
出来れば何着も買うことなく、長く着ておきたいものですが、芦原会館の審査会にはサバキの時間があるのでございます。これは捌く黒帯にとっては先代館長の前でサバキの技術を見せるもので、攻める受審者にとっては勿論、受ける黒帯にも日ごろの練習成果を評価される審査会でもあるのです。
いきおい力む黒帯の方もおられますので、時おり力任せに袖口を引っ張り、色帯の道着を破ってしまわれることもありました。
ビリビリビリビリィ!
「あ~っ!(ど、道着が破れた!○千円が~…!)」

捌かれたことより、明らかに道着が破れたことに対してショックを受けている色帯の悲鳴が高架下の関西本部に響き渡るのでありました。

今は通販でも簡単に無地の空手着が入手できますよね。ただ難点が品質が一定していないメーカーがあるんです。PHENIXは基本無地道着ですので、メンバーと一緒によく色んなメーカーに買いに行ったものです。
道着の話し 続き_d0182021_1795520.jpg

1回購入した品が良かったので、代えにもう一着購入したメンバー。前回購入分に比べ、ゴワゴワして動きにくいとの事。また、脇の部分に焼印みたいな模様?がついてます。
「前のん良かったのに、めちゃショックですわ~」
「これは交換して貰うべきでしょう~、私もグローブ買いに行きたいから一緒に行きましょうよ~」

てなことで店舗へ行きまして事情を説明しました所、快く交換はしていただけましたがヤッパリ以前の分とは品質が違う。
「何でですか?」
「正直いいますとね、海外からの輸入なモノで時期によって仕入先が違うんですよ。お客さん前回買われた時期とは今違う国から仕入れてまして…」

う~む、一箇所だけだと安定供給が難しいそうで。そう言えば店頭のダンボールをよく見れば東南アジアはもちろん、MADE IN 中東の商品も結構あるようです。
遠い海外の国々で空手着や帯が作られていると言うのが不思議に思われたのであります。
by osaka-kenyukai | 2013-12-28 23:18 | 活動近況「結構鍛えてます」