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> 選手は一生懸命なのである。
正道会館の代名詞と言えば「進化する空手」「常勝軍団」でありました。正道空手が倒す空手を目指したのは、他流派の大会に出て判定にもつれ込んだ際、どれだけ圧倒していても良くて引分け、悪けりゃ判定負けと言う苦い経験から
「だったら倒せばいいんだろ?」
って結論に至った事は石井館長も度々語られているので、当ブログ読書の皆さんはご承知だと思いますが。
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常勝軍団として有名になった後も、他流派主催の大会で正道会館勢に辛い判定が下ることが再三ありました。その最たる試合が第7回極真ウエイト制ではないかと個人的には思いますが。
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正道勢最後の試合となった準決勝、角田選手が技有りを取られたハイキックも、ヒットは確かにしているものの前進する滝田選手の勢いに押されて倒れた印象が強く、またご本人が語られていますが準々決勝の劇的なハイキック一本勝ちで緊張の糸が切れてしまったのが二階席からでもハッキリわかった(笑)角田選手のテンションの低さも加味されてしまったのでしょう。
しかし正道会館も過去全日本大会に於いて、
あくまで私個人の感想ですが、ドラマを演出しようとしているかの様な判定があったと思います。88年の春、リアルチャンピオントーナメントで大方の予想を裏切り、大本命の佐竹選手を破って逆転優勝した柳澤選手佐竹選手のリベンジの機会は秋の第7回全日本大会か、と目されておりました。トーナメント表を見たら、両者が激突するのは決勝戦。しかも今大会から体重判定で優劣がつかなければ、グローブ着用による顔面有りルールで最終延長を戦うと新ルールが導入されているのであります。否が応でも盛り上がります。果たして正道会館職員となり(給与五万だったそうで)調整万全の佐竹選手、バブル期の証券マン一年生で死ぬほど忙しい筈なのに前年に増して強くなってる柳澤選手ともに勝ち上がって来たのであります。
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決勝進出を決めた佐竹選手,一方柳澤選手の前には準決勝で過去全日本三連覇の偉業を成し遂げた川地選手が立ちはだかります。証券マン対決でもありました。
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前年僅差の判定で佐竹選手に王座を奪われ、春のリアルチャンピオントーナメントでは士道館の村上竜司選手にまさかの一回戦負け…と言っても一回戦から決勝並みのカードばっかりでしたが…と勝ち運の無かった川地選手でしたが、今大会は絶好調。柳澤選手をジリジリと追い詰め、やや優勢か?と思わせたものの、体重判定で柳澤選手の勝ちに。
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決勝は因縁の決着戦となったのであります。
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試合は再延長に入り時間が経つに連れ、練習量の差か佐竹選手が優勢に…と思いましたが、判定は引き分け。
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審判団協議の結果、顔面有りルールの最終延長へ。
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序盤を過ぎたら一方的な展開に。
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個人的に判定に?と思った準決勝、決勝でありました。

by osaka-kenyukai | 2015-01-22 23:55 | 活動近況「結構鍛えてます」